体臭の原因

魚臭い体臭の原因と対処法

魚臭いような体臭がする場合は、一度病院で検査をしてもらった方がよいかもしれません

魚臭い体臭には病気が潜んでいる可能性があるのです。

では、どうして魚臭い体臭がするのでしょうか。原因と対処法をみていきましょう。

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魚臭い体臭の原因

日本では明治時代ころまでは「嗅診」といって臭いを嗅いで病気を判断していました。

現在でも漢方医は臭いを診断材料の一つとすることがあります。

魚臭い体臭はトリメチルアミン尿症の疑いがあります。

トリメチルアミン尿症は、摂取した食物を消化分解して発生するトリメチルアミンを分解できず、汗、尿、呼気として排泄されてしまう疾患です。

食物を分解する際にできるトリメチルアミンは、通常肝臓で分解されるので魚臭い体臭がすることはありません。

しかし、トリメチルアミン尿症の場合は、トリメチルアミンを分解する酵素が遺伝的に欠損していたり、肝機能障害などによって分解できず、血液を介して全身を巡り、汗、尿、呼気として排泄されてしまい、体臭を発するようになります。

遺伝子の欠損による発生頻度は0.1%~数%ほどといわれています。

魚臭いと指摘されたり自分で感じているようなら、一度医療機関を受診してみましょう。

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魚臭い体臭対策には食事が重要

トリメチルアミン尿症の場合は、体臭を抑えるためには食事が重要になります。

トリメチルアミンは食物を分解したときに発生する物質です。

食物によってトリメチルアミンの発生量は違い、多く発生する食物を食べると魚臭さが強くなります。

肉、魚、豆類、卵、乳製品などはトリメチルアミンが発生しやすい食物です。

トリメチルアミン前駆物質であるコリンやレシチンを多く含む食物を控えるようにすることが、体臭を抑えるためには大切なことです。

肉、魚、豆類などは普段食べているものではないでしょうか。

こういったものを食べられなくなってしまうと、何を食べたらいいのかわからなくなってしまいます。

また、食べるものが限られてしまうと栄養失調が心配されます。

そのため、魚臭い体臭で悩んでいるなら一度病院を受診して、適切な食事指導を受けるようにしましょう。

トリメチルアミンを多く発生させる食物を食べたからといって、すぐに体臭が強くなるのではなく、6~8時間後くらいに臭ってきます。

そのため、人と会う数時間前にはこういったものを食べないという工夫もできます。

トリメチルアミンを発生させにくい食物は、野菜、海藻、果物、穀物、芋類などです。

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汗対策で魚臭い体臭を抑える

体内で発生したトリメチルアミンは汗として排泄されるので、体臭を抑えるためには汗対策も重要です。

汗は魚臭い体臭だけでなく、タマネギが腐ったような臭いや酸っぱいような臭いの原因にもなります。

汗はエクリン腺やアポクリン腺から分泌されます。

この2つのうちタマネギが腐ったような体臭などの原因になるのはアポクリン腺からの汗です。

アポクリン腺からでる汗には脂質やタンパク質などが含まれていて、これらの物質を皮膚に棲みつく細菌が分解をすると、体臭の原因になる物質が生まれます。

そのため、トリメチルアミン尿症でもそうでない体臭の場合でも、汗対策が大切になるのです。

汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。

乾いてしまったり、服にしみつく前に拭き取ることが望ましいです。

汗を大量にかくようならシャワーを浴びるのもよいでしょう。

脇、耳、陰部はアポクリン腺が集まっている部位なので、これらの部位は特に丁寧に洗うようにします。

制汗剤を使って汗の分泌を抑制することができますが、制汗剤の使い過ぎで汗腺がつまってしまい、ぶつぶつができることがあるので、制汗剤の使い過ぎには注意が必要です。

香り付きのものは体臭と混ざっておかしな臭いになることがあるので、香りにも注意をしましょう。