体臭の原因

体臭が焦げ臭いのはなぜ?焦げ臭い体臭はストレスと食べ物で改善可能

魚や肉が焦げた香ばしい臭いは食欲をそそりますが、体臭が焦げ臭いのは心地よいものではありません。

でも、どうして体臭が焦げ臭いのでしょうか。

その原因と対処法を紹介します。

体臭が焦げ臭い原因は?

病気には特有の臭いがあることが知られ、明治時代ころまでは日本では体臭を嗅いで病気を診断する「嗅診」が当たり前に行われていました。

たとえば、糖尿病は甘い臭い、胃の障害は酸っぱい臭いや卵の腐った臭い、ひどい便秘は便の臭いがするといわれています。

体臭が焦げ臭い原因は食べているものが関係しています。

魚や肉を焼くと香ばしい臭いがしますが、これは芳香族化合物類の独特の香りです。

魚や肉を焼いてできる焦げ部分には、ヘテロサイクリックアミン類が含まれています。

特に肉を高温で焼いたときに発生します。

牛乳、卵、大豆などの筋肉以外のその他の部位のタンパク質は、調理をしてもヘテロサイクリックアミン類はほとんど含まれていません。

この物質は脂に溶けやすい性質があるため、魚や肉に含まれる脂に溶け込んで食事と一緒に体内に取り込まれます。

血液を経由して脇の下や生殖器官などから排泄されると、独特の臭いを発生させます。

また、肉はアミノ酸を多く含んでいて、分解されると強烈な臭いを発生させます。

この臭い物質は体内に吸収され、血液を介して全身に運ばれて汗として排泄されると体臭の原因になります。

体臭が焦げ臭いような臭いだけでなく、脂っぽいような臭いまでしてしまいます。

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体臭が焦げ臭いときは食生活に注意

このように食事は、体臭が焦げ臭い原因に大きく影響を与えているので、食生活には注意が必要です。

焦げ臭い体臭を抑えたい方が気をつけたい食べものは肉類です。

肉はアミノ酸が多いことや、焦げた肉にはヘテロサイクリックアミン類が含まれていて、これらが体臭を強くさせる可能性があります。

しかし、肉を控え過ぎるとタンパク質摂取量が減ってしまいます。

タンパク質は人間の体を構成したりホルモンの原料になったりする大切な栄養素なので、魚、大豆、卵などからタンパク質を摂取するようにしましょう。

意識して摂取したい食べものは野菜です。

体臭が焦げ臭い状態になりやすい人は汗をたくさんかく傾向があります。

汗をたくさんかくと汗とともにミネラルが失われてしまいますが、野菜やミネラル補給に役立ちます。

海藻もミネラルが豊富なのでおすすめの食品です。

スーパーに行けばさまざまな種類の野菜を手に入れることができますが、できるだけ旬の野菜を選ぶようにしましょう。

旬の野菜にはその季節に必要とするものが含まれています。

たとえば春野菜には冬にたまった毒をデトックスする成分、夏野菜には体を冷やす働き、秋野菜には夏に疲れた体を癒したり冬に向けて体を準備する働き、冬野菜には体を温める働きがあるといわれています。

また、旬の野菜はそうでないものに比べてビタミンやミネラルが多く含まれています。

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体臭が焦げ臭いときはストレスを軽減する

緊張すると手に汗をかくことがありませんか。

緊張などストレスは汗をたくさんかく要因となり、焦げ臭い体臭を悪化させる可能性があります。

仕事、人間関係、将来のこと、家族など、さまざまなストレスがあふれていて、ストレスがまったくない生活を送ることは難しいです。

そのため、ストレスがない生活を目指すのではなく、できるだけストレスを軽減できるようにしてみましょう。

どこでも簡単にできる方法が腹式呼吸です。

ゆっくり長く息を吐いて、ゆっくり息をすうことを数回繰り返します。

ストレスを軽減するために適した方法は人それぞれ違います。

ゆっくり過ごすことが好きな人もいれば、屋外で活発に活動することが好きな人もいます

人それぞれに適した方法は違うので、自分の好きなことを探してストレス軽減に役立ててみてください。