炭には脱臭効果があると言われています。
市販されている脱臭剤にも炭が含まれていたり、炭を使った消臭石鹸もありますよね。
どうして炭で脱臭することができるのでしょうか。
炭を脱臭剤として使う方法についてまとめてみました。
Contents
炭で脱臭できる理由は?
炭には小さな穴が沢山あいています。
この穴の中に臭いの素が吸収されることで気になるニオイを消すことができると言われています。
炭には黒炭や竹炭、白炭があります。
炭の種類で脱臭効果も異なってきますので利用する場所によって使用する炭は選んだほうが良いでしょう。
炭そのものの成分とは反対の成分が吸着されやすいと言われていますので、酸性の炭はアルカリ性の成分を、アルカリ性の炭は酸性の成分を吸着させます。
黒炭と白炭はどう違うの?
黒炭と白炭の性質が異なるのは、木を焼いてから取り出すまでの工程にあります。
どのように火を消すかで炭の性質が変わるのです。
脱臭剤として炭を使う方法とは?
炭を脱臭剤として使う場合、どのように使用すれば良いのでしょうか。
使用用途に分けてみていきましょう。
冷蔵庫や台所まわりの脱臭剤として使う場合
冷蔵庫や台所まわりの脱臭を行う場合は、備長炭がおすすめです。
冷蔵庫に入れる場合はキッチンペーパーに包んでそのまま冷蔵庫に入れます。
野菜室に1つ、チルド室に1つ、冷蔵庫の各段に1つというように入れておけば臭いを吸収してくれます。
臭いだけでなく湿気も取ってくれる働きがあります。
流し台やキッチン周りにも備長炭を置いておくと臭いが取れるのでおすすめです。
ゴミの消臭に使う場合
生ごみの消臭剤としても炭を使うことができます。
生ごみの脱臭を行う場合はゴミ箱の底に炭を入れておくのが良いです。
生ごみの底に入れる炭は3ヶ月~半年を目安に取り替えたほうが良いでしょう。
下駄箱の消臭に使う場合
下駄箱も臭いがこもりやすい場所ですね。
特に扉の開閉が少ない場合は臭いがこもってしまいます。
下駄箱の場合も備長炭を入れて脱臭しましょう。
臭いだけでなく湿気も取ってくれます。
ブーツの場合は直接中に炭を入れておくとよく、ブーツの型崩れ防止にもなります。
トイレの消臭に
トイレの臭いはアンモニア臭なので炭で脱臭可能です。
トイレに炭を置いておきましょう。
おしゃれに置けばトイレ内のインテリアのように置くこともできます。
ですが、トイレに置いた炭は定期的に交換したほうが良いでしょう。
衣類の脱臭剤に
クローゼットの中に炭を入れておくことで衣類につく臭いを消すのにも役立ちます。
タバコの臭いや焼き肉を食べた後の臭いなど衣類はニオイを吸着しやすいのでなかなか洗濯できない衣類などを収納する場合は、炭も一緒に入れておくと良いです。
このように色々な方法で炭は使うことができます。
脱臭効果は半永久的と言われていますが使用する場所によっては定期的に新しい炭に取り替えたほうが良いです。
使用する炭はどれくらいで取り替えるの?
脱臭剤として使用している炭はどれくらいの頻度で取り替えれば良いのでしょうか。
クローゼットの中やタンスの中など繰り返し使える場所で利用する場合は、2ヶ月に1回くらいを目安にお湯で煮沸して消毒します。
そして天日干しすれば再び使うことができます。この繰り返しで何度も使うことができるのでとても便利です。
効果は半永久的に持続すると言われています。
それでも消臭効果が減ってきたと感じる可能性はあります。その場合は新しい炭に交換しましょう。
ただ置いておくだけで良いのに臭いを消してくれるのはありがたいですね。
お値段も高くないのでぜひ家の中で臭いが気になってしまう場所に炭を置いてみてください。