朝の口臭を消すために丁寧な歯磨き
朝の口臭に悩まされている方は少なくありません。
他人の気になるニオイに関するアンケート調査では、体臭と口臭が1位、2位にランクインしています。
朝の口臭を気にせずに、朝から爽やかに過ごしたいと思いませんか。
朝の口臭を消すために行いたいことは3つあります。
1つめは歯磨きです。
朝に口臭が強くなるのは、寝ている間に唾液の分泌量が減少をするからです。
唾液には口の中の雑菌の繁殖を抑えて、口の中を清潔に保つ働きがあります。
寝ていえる間に唾液分泌量が減ると雑菌が繁殖しやすくなり、朝起きたときには雑菌が作りだした嫌な臭いのもとによって口臭が気になるのです。
口の中がねばねばしていることがありませんか。
これも唾液分泌量が減少をして、口の中で雑菌が増えたからです。
歯磨きには歯磨き粉の味によって唾液分泌量が増えることと、口の中を清潔にする働きがあります。
忙しい朝はささっと磨いてしまいがちですが、1本1本丁寧に磨いていきましょう。
歯ブラシを斜め45度の角度で歯と歯茎の間に当てて、小刻みに動かします。
歯の側面には歯ブラシを直角に当てて、小刻みに動かして磨きます。
丁寧に歯磨きをすることが、口臭を消すためのポイントです。
朝の口臭を消すために朝食を食べる
朝の口臭を消すために行いたいことの2つめが朝食を食べることです。
唾液分泌量が減少をすると口の中で雑菌が増え、雑菌が作りだす物質が口臭の原因になります。
そのため、唾液分泌量を増やして菌の繁殖を抑えることが、朝の口臭を消すためのポイントになります。
食事をすると唾液分泌量が増えます。
あごの下や舌の下には唾液腺があり、噛むことによってこの部位が刺激されて唾液の分泌が促されます。
食事の味や嗅覚も唾液分泌を促しています。
噛むことが特に重要なので、牛乳、豆乳、スムージーなどの飲み物だけで朝食を済ませるのではなく、噛んで食べるものを取り入れましょう。
食べものの中には臭いが強いものがあり、臭いが強い物を食べることが口臭を強くしてしまうので、食べるものには注意が必要です。
口臭を強くする食べものは、ニンニク、タマネギ、ネギなどです。
こういったものを朝に食べることは控えた方がよいでしょう。
たとえば、パン、目玉焼き、サラダといった洋風の朝食、ご飯、焼き魚、味噌汁といった和食なら口臭を強くすることはありません。
野菜は食物繊維が多くてよく噛まないと食べられないので、野菜をプラスすると食事を自然とよく噛んで食べるようになり、唾液分泌が促されます。
朝の口臭を消すために水分補給
口の中が乾いていると口臭の原因になる菌が繁殖してしまうので、乾燥を防ぐためにこまめに水を飲むようにしましょう。
朝の口臭を消すためには、朝だけ水分補給を意識するのではなく、1日を通してこまめに水分補給をすることが大切です。
飲むものは水がおすすめです。
何も味付けされていない水を選びましょう。
味が欲しいときには、レモン汁を垂らすとよいです。
朝起きたときにコーヒーを飲む方もいると思いますが、コーヒーはおすすめできない飲み物です。
コーヒーには豆の細かな粒子が含まれていますが、この粒子が舌に付着をして口臭の原因になります。
とくに空腹時や喉が渇いているときにコーヒーを飲むと、口の中の細菌を活性化させることになります。
コーヒーを飲みたいときには、食後にするとよいでしょう。
舌ブラシを使えば、舌に付着した汚れを落とすことができます。
舌はデリケートなので普通の歯ブラシでは舌をこすらないでください。
朝の口臭を消すためにはこまめな水分補給が大切なのですが、忙しかったりすると水分補給を忘れがちです。
こまめに飲めるようにするために、水の入ったペットボトルをデスクに置いておいたり、1時間に1回水分補給をするなど決めておくとよいでしょう。