「口臭対策の為のうがいのコツ」についてまとめています。
「会話を楽しめない」
「周りに気づかれているかもしれない」
このように口臭で悩んでいる方は少なくありません。
でも、どうして口臭が発生してしまうのでしょうか。
口臭の原因とは?うがいで対策
口臭の原因の一つが細菌です。
口の中にはたくさんの細菌が棲みついていて、その細菌によって口の中の健康を守ったり、口臭や虫歯の原因になったりするなど、さまざまな細菌がいます。
一部の細菌は口の中に残った食べかすや舌に付着している汚れなどをもとに繁殖をして、口臭の原因になる嫌な臭いを作りだします。
これが口臭の原因です。
唾液には口の中を清潔に保つ働きがあり、細菌の繁殖を抑えてくれているのです。
ですが、唾液分泌量が少なくなると唾液の洗浄作用が十分に働かず、口の中で細菌が繁殖しやすくなります。
唾液の分泌量が少なくなりやすいときとは、夜寝ている間や緊張しているときです。
こういったときに口臭が発生しやすくなります。
口の中に原因がある場合は、うがいで口臭対策をしていきましょう。
口臭対策をするためには、うがいのやり方にポイントがあります。
では、どのようにうがいを行ったらよいのでしょうか。
ポイントを押さえてうがいをして、口臭の気にならない快適な口腔内環境を整えましょう。
口臭予防のためのうがいのポイント1
口臭対策のためのうがいのやり方のポイントは2つあります。
1つめは「水を少し口の中に含むこと」です。
一般的なうがいのやり方は、喉の部分でガラガラとしてそのまま水を吐き出します。
この方法だと水が付着するのは主に喉で、口の中全体に水が行きわたることはありません
口臭の原因は喉ではなく口の中なので、これでは口臭の原因になる細菌に働きかけることはできません。
ポイントは、口の中に水を含むことです。口の中でクチュクチュとしてから水を吐きだしましょう。
このときに比較的強くクチュクチュすることがポイントになります。
強い力でクチュクチュすることによって、口の中に残っている細菌のエサとなる物質が取り除かれやすくなります。
うがいをするときには水でも構わないのですが、口臭対策用のうがい薬を使用するのものよいでしょう。
うがい薬を使用する前には、必ず製品に記載されている使用方法を読んでください。
うがい薬の使用量が少ないと十分な力が発揮されず、使用量が多ければ口の中の粘膜を傷つける心配があります。
使用回数が多くても口の中の粘膜を傷つける恐れがあります。
正しく使ってこそ、その力が十分に発揮されます。
また、小さい容器のうがい薬なら外出先に持ち運べて便利です。
口臭対策のためのうがいのポイント2
口臭対策のためのうがいのポイント2つめは、「うがいをするタイミング」です。
口臭が発生しやすい時間帯があります。
この時間帯にうがいをすることがポイントです。
寝ている間の唾液分泌量は起きているときの半分ほどになります。
口の中を清潔に保つ役割のある唾液の分泌量が減ってしまうと、口の中では細菌が繁殖しやすくなります。
朝起きたときに口の中から嫌な臭いがしたり、口の中がねばついていることがありますが、これは寝ている間に唾液分泌量が減っていることと関係しています。
食事をすると唾液分泌量が増えて、分泌される量は相当なものになります。
それとは対照的に空腹時には唾液分泌量が減ります。
空腹時も口臭が発生しやすい時間帯です。
緊張しているとき、口の中がカラカラに乾いた経験を持つ方はいることでしょう。
スピーチや試験の前、プレゼンのときなど、緊張しやすい場面です。
唾液分泌量はストレスの影響を受けるので、ストレスによって緊張しているときには唾液分泌量が減少をします。
このような唾液分泌量が低下をしやすい時間帯にうがいをして、口の中を潤し、細菌の繁殖を抑えるようにしてみましょう。
「夜寝る前」
「朝起きたとき」
「空腹時」
「緊張しているとき」
が、うがいのタイミングです。