口臭の原因

口臭がドブのような臭いがする原因と対策は?

口臭がドブのような臭いになる原因は何?

口臭は人と接する時には気になるものでしょう。
特に、自分の口臭を意識していたり、家族等から指摘されている人は普段から歯を磨いたり、口内洗浄液を使ってみたりしていることと思います。

この中で、特にドブのような強い臭さを持つ口臭は、殆どが歯磨きをした時の磨き残しが原因です。
自分では時間を掛けて磨いているつもりでも、いつまで経ってもドブのような口臭に悩まされているとすれば、益々磨き残しの可能性が強いです。

磨き残しがあれば、残った食べかすが腐敗臭を発し、それがドブのような口臭になるのです。
また、そういう人は、歯垢や歯石も溜まりがちなので、それらも臭いを発します。

口臭には、食べかすや歯垢、歯石の他にも頬の内側の粘膜から出る臭い、舌に雑菌が付いた状態の「舌苔(ぜったい)」から出る臭い、歯周病に依る臭い・・・と原因はいろいろあります。
原因は1つとは限らず、磨き残しがあれば歯周病の原因ともなりますし、それに舌苔の臭いも加わります。それらが混ざり合えば、当然強烈な口臭となって本人も他人をも困らせることとなります。

ドブのような口臭が長年続いている人は、このように、口内に雑多な菌を抱えていることが殆どです。
また、歯の正しい磨き方についても知る必要があります。

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口臭がドブの臭いの時は病気の場合も

ドブのような口臭は、口内の種々の雑菌に依るものと先述しましたが、その他に、気を付けたい原因もあります。

1.唾液の減少

唾液は、食べ物の消化を良くするだけでなく、口内の雑菌を洗い流す役目も果たしています。それで、昔は小さなかすり傷などには、「つばをつけておけ」とよく言ったものでした。
この唾液の分泌が少ないと、効率的に雑菌を処理することが出来なくなる為、ドブのような口臭を発することがあります。

特に、40代後半以降の人は、唾液の分泌が少なくなりますので、口内が乾燥して口臭が強くなることがあります。

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2.虫歯の詰め物の腐食

虫歯に詰めた金や銀の詰め物が古くなって欠けたりすると、そこに汚れが溜まりやすくなるので雑菌の繁殖地となってしまいます。これも口臭の原因となります。
虫歯の詰め物も何十年も放っておかず、10年も経ったらもっと良い詰め物も開発されているので、定期的に歯科医に通い、古い虫歯は詰め物を交換することも大事です。

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3.病気に依るもの

口内にガンが出来た場合は強い口臭を発することがありますし、他にも副鼻腔炎(蓄膿症)や喉頭炎といった炎症系の病気に罹ると、膿や血液が口中に出て来るので、口臭が発生します。

ドブのような口臭が長く続いた場合、このようなことが原因のこともあるので、病院で診てもらうことも大切です。

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口臭がドブの臭いのときの対策法は

ドブ口臭の一番の対策法は「正しい歯磨き」です。歯だけを磨くのではなく、歯と歯茎の間、歯と歯茎の境目を十分磨くことがポイントです。

この際、力は要りません。
歯ブラシは親指、人差し指、中指の3本で持ち、優しく、しかし、磨き残しが無いように磨いていきます。

現在は歯ブラシを横方向に使って磨く「横磨き」が薦められています。
そして、それだけでは雑菌は除去出来ないので、歯ブラシを歯に対して45度の角度に当て、少し押し込む様にして細かく動かすようにしましょう。

また、電動歯ブラシは、手で磨くより細かい汚れまで取り除けるので、歯科医の中でも薦める先生が増えています。
電動歯ブラシは歯1本1本に当てて行くように動かしましょう。こちらも決して強く歯に当てる必要はありません。また、歯茎を傷つけない為にも、適度な当て方を身に付けましょう。

その他のドブ口臭予防法として、オリーブ油やごま油、亜麻仁油等を歯磨きの後に使う方法があります。
大さじ1杯のお好きなオイルを口に含み、舌を口内でグルグル回します。その後、口は閉じたまま、舌で歯全体をオイルで磨くようにします。

それが終わったら、5~10分間オイルでぶくぶくとうがいをした後、オイルを吐き出します。

この方法は、オイルの、歯と歯の間や歯と歯茎の間に残った汚れを吸着する作用を利用したもので、古来からインドのアーユルヴェーダなどで用いられてきた方法です。

歯茎や粘膜の回復にも役立つので、お薦めです。