ミドル脂臭の原因

ミドル脂臭はサプリメントで対処できる?

ミドル脂臭は40代ころの男性に多い臭いです。

ミドル脂臭を防ぐためには、髪や頭皮を洗って清潔に保つことと、食生活を見直すことが大切です。

サプリメントもその手助けをしてくれることでしょう。

では、ミドル脂臭対策はどのようにしていけばよいのでしょうか。

ミドル脂臭を代表とする気になる臭いは?

おじさんの臭いといわれたり、他人が気になる臭いには主に3種類あります。

加齢臭

加齢臭はノネナールという物質が関係している体臭です。

ノネナールは皮脂に含まれるパルミトレイン酸や過酸化脂質が皮脂を酸化させることで発生をします。パルミトレイン酸は年齢を重ねると増えてきます。ノネナールの臭いは、ロウソクの臭い、古い本のような臭いと表現されてます。発生しやすい部位は、耳の後ろ、首の後ろ、背中などです。

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ミドル脂臭

加齢臭はその名の通り加齢に伴い発生しやすくなる臭いです。30代から40代で臭いが気になるならミドル脂臭の可能性があります。

ミドル脂臭はジアセチルという物質が関係している臭いです。汗に含まれる乳酸を皮膚常在菌のブドウ球菌が代謝・分解するとジアセチルが発生します。ジアセチルは酢の主成分である酢酸の100分の1でも臭いを感じとることができ、加齢臭よりも強烈です。古くなった油の臭いと表現されることがあります。発生しやすい部位は後頭部です。

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汗臭

汗を分泌する腺には、エクリン腺とアポクリン腺があります。エクリン腺からの汗は99%が水分で、カリウム、マグネシウム、鉄分などをわずかに含んでいます。

エクリン腺の汗は無臭です。ところが、汗が皮脂や垢などと混ざりあい、皮膚に棲みつく細菌が成分を分解すると汗臭が発生をします。酸っぱいような臭いと表現されて、ワキのあたりから発生しやすいです。

ちなみに、アポクリン腺からの汗はワキガの原因になります。

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ミドル脂臭にはサプリで対策?

体の臭いは体の中から分泌される汗などによるものです。髪や頭皮を洗って清潔に保つことも大切なのですが、体の中からもケアをしていきましょう。

手軽にできる方法がサプリメントの摂取です。

体の中から整えるためには毎日の食事を整えることが大切です。毎日食べているものが体を作っています。しかし、仕事で忙しかったり、自炊が苦手だったりすると、外食やコンビニのお弁当などが多くなってしまうはずです。体のことを考えた食事をしようと思っても難しいことでしょう。

サプリメントは1日数粒を飲むだけです。サプリメントケースに入れれば外出先に持ち運んで外で飲むこともできます。忙しい人でも手軽に続けられるのです。

ミドル脂臭の原因物質は、乳酸が細菌によって代謝・分解されてできるジアセチルです。体内で発生した乳酸はクエン酸サイクルに入ることで代謝されます。

クエン酸サイクルは体を動かすエネルギーを作る生産工場です。

食事で摂った炭水化物は、ピルビン酸からアセチルCoAへと変換され、クエン酸サイクルに入って代謝されます。ピルビン酸は乳酸に変換されることもありますが、この乳酸は再度ピルビン酸に変換されて、クエン酸サイクルに入ることができます。その手助けをしてくれるものがクエン酸です。

クエン酸はサプリメントで摂取できる成分です。クエン酸だけのサプリメントもあるし、アミノ酸と一緒に配合されているサプリメントもあります。主に疲労回復を目的としたサプリメントによく配合されています。

お掃除用として販売されているクエン酸がありますが、これは口に入れてはいけません。サプリメントとして配合されているクエン酸を選んでください。

ミドル脂臭が気になり始める年代は、加齢臭も気になり始めてきます。加齢臭はパルミトレイン酸や過酸化脂質によって皮脂が酸化することでできるノネナールが原因です。そこで、抗酸化作用のある成分をサプリメントから摂取するとよいでしょう。ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどに抗酸化作用があります。

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ミドル脂臭に食事でも対策

食事からもクエン酸を摂取することができます。

クエン酸を多く含む食べものは、酢、梅干し、梅肉エキスなどです。

酢をそのまま飲むと胃を荒してしまうので、製品に記載されている方法で薄めてから飲んでください。酢のものや煮物など料理に使うこともできます。酸っぱいものが苦手な人でも、煮物に加えると摂取しやすいことでしょう。

疲れたときには梅干しがよいといわれますが、これは梅干しがクエン酸を多く含むことと関係しています。乳酸は疲労物質といわれていて、クエン酸を摂取することで乳酸の代謝がスムーズになります。梅干しは塩分が多いので塩分の過剰摂取には気をつけてください。

肉類など動物性食品には飽和脂肪酸が多く含まれていて、飽和脂肪酸の過剰摂取は皮脂分泌量を増やします。皮脂が酸化をすると不快な臭いの原因になるので、肉はタンパク質が多い食品ですが、タンパク質摂取には肉ばかりではなく魚や大豆製品なども食べるようにしましょう。