ミドル脂臭の原因

ミドル脂臭にはクエン酸と汗をかくのが効果的!柑橘系や梅干を食べて運動せよ!

ミドル脂臭はつわり臭とも呼ばれている女性に嫌われる臭いです。

「パパ臭い」と妻や娘に言われてしまう男性はミドル脂臭に注意が必要です。

臭いには慣れてしまいやすいものなので、自分では気がつかないことがあります。

では、自分では気がつきにくいミドル脂臭にはどのように対策をしていけばよいのでしょうか。

ミドル脂臭の原因

ミドル脂臭の原因物質はジアセチルです。

汗に含まれる乳酸を皮膚に棲みつく細菌が代謝・分解することで生まれます。

乳酸はブドウ糖などの糖質を解糖系(嫌気的代謝)をするに発生をします。

筋トレなど瞬発力を必要とする運動は、筋肉内のグリコーゲンを酸素を使わずにエネルギー源にしています。

このときに乳酸が発生をします。

激しい運動をする乳酸がたまってくるので、疲労物質と呼ばれています。

エネルギーの生産方法には解糖系の他にクエン酸サイクルがあります。

クエン酸サイクルは酸素を必要とします。

糖質、脂質、タンパク質をもとにしてクエン酸サイクルでエネルギーが作られるのですが、体内にたまった乳酸がピルビン酸に変化し、アセチルCoAを経てクエン酸サイクルに取り込まれてエネルギーとして利用することもできます。

つまり、乳酸の生産を抑えるにはクエン酸がポイントなのです。

スポンサーリンク




ミドル脂臭対策にクエン酸を摂取

クエン酸は酢、梅干し、柑橘類などに多く含まれている成分です。

どれも日常的に手に入りやすく食べやすいものなので、疲労を感じる前にこまめに摂取をして、乳酸の発生を抑えるようにするとよいでしょう。

酢を摂取するときには、必ず薄めるように気をつけてください。

原液のまま飲むと胃を荒してしまいます。

水で5倍以上に薄めるようにします。

ハチミツなど甘味を加えると飲みやすくなります。

また、ハチミツは糖分が豊富でエネルギー補給にもなります。

はじめからハチミツなどの糖分を加えてある酢も販売されています。

こういったものは飲むことを想定して作られているので、薄めて飲みやすいです。

酢は酢のもの、ピクルス、煮物、ご飯ものなどの料理にも活用できます。

酸っぱさが苦手な方でも煮物などにすると摂取しやすくなることでしょう。

梅干しは疲れているときによいといわれています。

梅干しもクエン酸が豊富な食品だからです。

塩分の過剰摂取を気にして減塩タイプの梅干しが販売されていますが、減塩タイプの梅干しは食品添加物の使用が気になるので、できれば食品添加物を使っていないタイプのものを選びましょう。

自然食品店で購入することができます。

柑橘類には、レモン、みかん、オレンジ、グレープフルーツなどさまざまな種類があります。

オレンジやグレープフルーツは輸入物が出回っていて、1年中手に入れることができます。

柑橘類そのものを食べるだけでなく、レモン汁などを料理に使って摂取することもできます。

クエン酸はサプリメントでも摂取できます。

運動をするとき向けのサプリメントに配合されていることが多いです。

クエン酸は酸っぱいのですが、ドリンクタイプのサプリメントは甘味づけをして飲みやすくされています。

スポンサーリンク




汗をかく習慣を作ってミドル脂臭を抑える

ミドル脂臭の原因となるジアセチルは、汗に含まれる乳酸をもとに作られます。

そのため、汗をかかなければ臭いを抑えられてよいだろうと考えたくなりますが、汗をかかなければ汗腺の働きが衰えてしまいます。

筋肉も使わないと衰えるように、汗腺も使わないと衰えるのです。

汗腺の働きが衰えてしまうと汗をかくにくくなり、汗をかいたときにはドロドロとした汗がでてくるようになります。

ドロドロした汗には老廃物が多く含まれていることがあります。

そして、ドロドロした汗は肌に残りやすく、残った汗の成分を皮膚に棲みつく菌が代謝・分解をして臭いを発生させます。

汗はドロドロしたものだと思っているかもしれませんが、普段から汗をかいている人ならさらさらとした汗がでてきます。

さらさらした汗はほとんどが水分で無臭です。

汗腺を鍛えるためにおすすめの方法は運動と入浴です。

普段仕事でパソコンに向かっている方は運動不足になりがちです。

運動をする時間をとりにくいかもしれませんが、エレベーターやエスカレーターよりも階段を使う、駅まで歩くなどするだけでも運動になります。

長時間動かないと体内に乳酸がとどまりやすくなるので、仕事中にはこまめにストレッチをして筋肉を動かすようにしましょう。

お風呂はシャワーだけで済ませてしまうと体を芯から温めることができません。

入浴をすると体が芯から温まってきて、じんわりと汗をかくようになってきます。

熱いお湯には長時間入っていることが難しく、また心臓の負担になるので、ぬるめのお湯に浸かるようにします。

38~40度程度のお湯に10~15分ほど入浴することが目安です。

バスソルトや炭酸系の入浴剤を入れるとより体が温まります。

お風呂から出たらすぐに体を拭いて着替え、体が冷えないように気をつけましょう。