ニオイにはすぐに慣れてしまうものなので、自分の口臭に自分で気が付くことはなかなかありません。
「もしかしたら臭いっているかも」
と悩んでいる方もいることでしょう。
自分ではわかりにくい口臭ですが、自分で確かめる方法もあります。
今回は口臭を確かめる方法をまとめました。
Contents
口臭を確かめる為のチェック項目
口臭を確かめるために、まずは下のチェック項目を確認してみてください。
・唾液が少なく、常に口の中が乾いている
・口の中がねばねばする
・歯磨きが習慣になっていない
・コーヒーやアルコールを摂取する習慣がある
・虫歯や歯周病がある
これらに当てはまる人は口臭に注意が必要です。
口臭の原因の一つが口の中に棲みつく細菌です。
食べかすや粘膜が剥がれ落ちが物などに含まれるタンパク質を細菌が分解することによって嫌な臭いが発生をします。
唾液には口の中を清潔にする働きがあります。
口の中が乾いていたり、ねばねばしたりするのは、唾液の分泌量が少ないからです。
唾液の分泌量が少なくなることで細菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。
コーヒーは含まている細かな粒子が舌に付着をして細菌を繁殖させる原因になります。
アルコール摂取量が多い人は歯周病の罹患率が高いといわれています。
虫歯や歯周病でも細菌がタンパク質を分解して嫌な臭いを発生させます。
こういったことに当てはまるか確かめることをしてみましょう。
自分で口臭を確かめる簡単な方法
自分で口臭を確かめる方法は3つあります。
1・唾液の臭いを確かめる
清潔な指で舌の上や歯と歯の間、歯と歯茎の間を触り、指に付着した唾液の臭いを嗅ぎます。
唾液が臭いと口臭の原因になります。
2・コップやビニール袋に息を入れて確かめる
コップやビニル袋を用意し、その中に息を吹きかけて閉じ込めます。
一呼吸おいたら、コップやビニール袋の中の臭いを嗅ぎます。
臭いが強いようだと口臭が普段からしている可能性があります。
朝は唾液の分泌量が少なくて口の中の臭いが強くなりやすい時間帯ですが、朝の臭いは日中に唾液の分泌量が多くなることで解消するケースがあります。
このような口臭と普段からする口臭は分けるように気をつけてください。
3・口臭チェッカーを使って確かめる
病院で使用されている検査器具よりも制度は落ちますが、家庭で使用できる口臭チェッカーが販売されています。
口臭チェッカーに向かって息を吹きかけると、数値が表示されたりランプが点灯したりします。
小型のもの多いので、いつでもどこでも口臭を確かめることができます。
このように確かめてみて口臭が気になるようなら、セルフケアをしたり病院で相談をしてみましょう。
日々のケアが口臭を抑えるためには大切です。
口臭を確かめる為に病院へ行く
自分で口臭を確かめにくいときや、確かめることをしたけれど不安があるようなら病院で相談をしてみるのもよいでしょう。
では、病院ではどのような方法で口臭を確かめるのでしょうか。
口臭を確かめてくれるのは、歯科医院や口臭外来です。
口臭には原因による種類があります。
時的なものである生理的口臭、慢性的なものである口腔内原因と口腔外原因の3タイプです。
糖尿病や肝炎など口腔外原因の場合は、それらの病気の治療が必要です。
病院では口臭測定器を使用して口臭を確かめます。
口臭測定器は、硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドという口臭の原因になる3つのガスを分離し、その濃度を測定します。
口臭の発生源によってガスの濃度が違うので、それぞれのガスの濃度を測定することで口臭の発生源がわかります。
測定の方法は簡単で、口の中に注射器状のシリンジを加えて、その中に息を吹き込みます。そして、そのシリンジを口臭測定器にセットすると測定が開始されます。
8分ほどすると測定結果が出ます。
口臭が認められた場合、病院で口臭予防のための指導や治療などを受けることができます。
検査を受ける場合、食べものによって臭いが強くなってしまうので飲食を控えるなどの注意があります。